水無月 – June. Born. Dream. Plan.

Art Shows, 随想

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気がつけばもはや6月。
誕生月の水無月、予定盛りだくさんです。
書道講習会、ライブペイント、Group Show。そしてビザも。
しかし、2010年も半分過ぎてしまったのかと思うと、本当に時の経つのは早いものだなと実感します。
今月は、私にとってかなり今後を左右する大事な月になりそうです。
淡々と日々の課題をこなし、計画をしてはそれを形にする作業の連続だけど、人生計画というのはわくわくするもの。
できるだけ逐一アップしていきます。

今日6月2日は、私の父親の誕生日。私と30歳離れているお父さんは、私の人生の師匠であり、心の友でもあります。いつも厳しくも寛大で、愛情を注いでくれるお父さんの存在は、海外でひたすら頑張る娘にとっては心の支えです。お父さん誕生日おめでとう。そしていつもありがとう。

June. Its’ already June…wow, so fast.
My birthday is coming up in two weeks, and I have lots of plans and tasks to accomplish this month.
Calligraphy workshop this Sunday in Sycamore, live painting at two events, group show, and VISA.
June is an important month that will determine my future – I have been planning projects, events and shows, and working to make them happen. Life is what you design, and life planning brings you excitement. I’ll try to keep updating this blog to inform what’s going on in my life & in the city!

– June 2nd is my dad’s birthday. Born 30 years before me, he is and has always been my educator, master, and my soulmate. Thank you dad, for your love and support, my life is not happening without you. Happy birthday… my love and respect for you.

今週土曜日は、Gallery Heistで6月のショー、Adam Floresの個展「FROM THERE TO HERE」のオープニングレセプションイベントがあります。私も働いていると思うので、ぜひ遊びに来てね。

This Saturday, Gallery Heist is hosting an opening reception of solo exhibition featuring Adam Flores, “FROM THERE TO HERE”. Come by and enjoy the world of Adam Flores, and don’t forget to say hi to me! ;)

INTERVIEW with ADAM FLORES (by Chris Blackstock of EAC)

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徒然哲学「余白」 – Philosophical thinking: Negative space

Calligraphy, 随想

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溢れるほどのアートを見て来て、思うこと。
自分は、「余白」が好きだということ。

安藤忠雄氏が、こんな事を述べている。

「クライエントに対して新しい建築のアイディアを提案する際に必ず言われるのが、機能を持たない中庭や階段と行ったパブリックスペースの問題です。なぜこんな無駄な空白(=機能のない)空間を作るのかと。それに対して、私は「これは建築の可能性を広げる余白です」と答えます。
ここで言う「余白」とは、何の目的もないゼロの空間という意味ではなく、使う人のアイディア次第で無限の可能性が広がっていく、始まりの意味でのゼロの空間です。整理されすぎた空間からは何も生まれません。人間の想像力は、そこに余白があってこそ、初めて発揮されるのです。
日本の空間感性を考えると、当然「余白」というものに行き当たります。書道は余白との勝負ですよね。竜安寺の石庭は石組みだけではなく白砂の余白を見る。人は余白に可能性を見るのです。…‥
大切なのは、それぞれの場所に地域の特色を生かした余白をつくることです。自然でも歴史でも何でもいい。この都市の「余白」をどれだけ個性的に豊かに、共同体の記憶を刻んでいけるか。これからの社会の大きな課題の一つだと思います。」(CASA BRUTUS EXTRA ISSUE – THE COMPLETE GRAND TOUR WITH ANDO November 2006, p.186)

この雑誌を読んだ一年後に私は直島を訪れ、地中美術館に足を踏み入れた。コンクリート打ちっぱなしの壁は、シンプルで飾り気の無い素朴さの中に、自然光を受け入れて呼吸をしていた。ゆったりとしたスロープは直線の幾何学的な交わりが太陽の位置によってまるで計算されたかのように絶妙な陰影を生み出していた。安藤建築の中で、アートは空間の一部だった。

訴えるでも無く、見る人を飲み込もうとするのでも無く、静かにただそこに存在し、まるでその作品と会話ができるかのようだった。

特に、モネの「睡蓮」が展示してある部屋での感覚は、今でも鮮明に覚えている。あの真っ白な空間で、大きな「睡蓮」の色がゆったりと羽を伸ばしている。アートが最高の存在感を放てる空間。

私も書を書くとき、白くまっさらな画仙紙を前にして、書こうとしている文字の一角一角がどうその白い空間を埋めていくのかをイメージする。文字の「意味」が最大限に紙の上でのびのびと表現されるように、筆の運びを考える。そのとき、一番雄弁なのは、余白の部分だ。

いつか、安藤忠雄建築の「余白」の中に、私の書を置ける日が来たら、どんな可能性が見えるんだろう。

今の時点では夢のまた夢(!)だけど、大それた夢を見るくらいがちょうどいい。
それまで日々鍛錬。

余白x余白=可能性。

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Beauty

Calligraphy, 随想

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He said,

“I want to live in a world of beauty,”

I said,

“The beauty lives inside of you.”

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Night Owl.

Calligraphy, 随想

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Moon, you are good at taking a nap.

You are so eloquent while you’re awake, keeping me from falling asleep.

I became a night owl.

Because of you.

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Natural Traces

Discovery, 随想

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今日、近所のグロッサリーに紙コップと紙皿を買いに出かけて、歩いていたらこんな素敵な発見。

落ち葉が、コンクリートの上に跡を残していた。

連日の雨が、ウォーターカラーのような、淡墨画のような柔らかい水のにじみをつくりだして

家に帰って来て、使い古しのキャンバスを真っ白に塗った。

自然の足跡に、美術館では見られない素朴な美を魅せられた。

*

Fallen autumn leaves left traces on the concrete sidewalk.

It was on the way to the grocery store near my studio; I found it just under my foot.

The recent rain created an effect on this nature’s stencil, that resembles watercolor or sumi-e.

Inspired by this little discovery, I came home and painted my old canvas in white to start it over.

True beauty resides in nature – something that you cannot find in a museum.

fallen leaves

fallen traces

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たあいもない日々

Art Shows, Holidays, Music, 随想

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就職活動は忍耐あるのみ。
OPTの仕事先を探すのに、日々四苦八苦してる。
Californiaは(特にサンフランシスコ)仕事がないというけれど、
今それを大いに痛感してる。
こんなとき音楽や、手軽なエンターテインメントで自分を励ますのだけど、
自分を律していかなければ。
「決意」ってやつを貫くのも忍耐だなと思う。
とにかく希望を持ってやることやってれば、きっとこの日々にも光が射してくると信じて。。

LeCirque_ticket

昨日、DJ Spinnaに期待してYoshi’s でのイベントLe Cirqueに顔を出してきたけど
音が驚くほどメインストリームだったのであまりノリきらず
とりあえずウイスキーをあおって、ただの飲んだくれになってしまった。
最近体調がよろしくないので、酒を飲むと結構あっというまに酔いが回る。
やれやれ、、自分を律していかなければ。

THE FUTURE

今夜は103 HarrietにDaedelus, James Pants, Free the Robotsが来るので、また音の洪水を浴びてこようと思イマス。Free the Robotsを見るのは今年2回目。Daedelusがどんなキラーサウンドで戦いを挑んでくるか。

lovers_record

昨日初めて行ったAquarius Records。Missionにある比較的小さなレコード屋なんだけど、Experimentalとか、Rock&Popにしても輸入物が多くて、面白かった。紙ジャケが多い!これは紙ジャケ好きにはたまらない。ジャケ買いできるくらいお洒落なのがたくさんあった。JazzやHip Hopはめっぽう少ない。日本のアーティストもあった。結構サイケ。ここはもっとゆっくり行って掘りたい所。
この写真撮ったときに、目の前のカップルがすごくいい雰囲気出してた。
ちょっとヨーロッパの映画に出てきそうなワンシーン。

heist_flyer

今週末、SFダウンタウンで知り合いのJulianneが始めたギャラリーのオープニングがあるので、そこに顔を出す予定。Gallery Heist SF, Geary & Leavenworthです。

そんなふうにしてあおいの日々は過ぎてゆくようです。

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sex as beauty?

Design, Fashion Shows, 随想

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aoi_yellow

Look who’s in the pic.

就職活動でひからびがちな日々を潤すべく、最近はいろんなことをやっています。
友達のあっこの学校の課題のお手伝いとして、写真の被写体になってみました。

彼女の課題は、アメリカはLA発でおなじみのカジュアルウエアブランドAmerican Apparelが、家電のラインを作ったら?。。と仮想の製品のパッケージをデザインするというもの。American Apparelの写真のスタイル(下の広告例たちをご覧あれ)を応用して、かなり”はだけた”写真の数々を撮りました。そうです、脱ぎました。

写真はそのパッケージに使われたのですが、自分がこんなにあちこちに登場するパッケージをずらりと眺めていると、これまた不思議な気持ちになるもんです。

ひそかにここをvisit to sneak peak…

boxes_cl

product_bw

過激なsex描写のなされた写真で目を引くAmerican Apparelの広告。創設者のDov Charneyは、sex-saturated workplaceを理想のクリエイティブな環境だと言っている。

性的衝動を芸術に、アートに昇華する、そのやりかたは古くから存在する。

もちろん、過激な性的描写の色濃い写真を商業的な広告で大々的に使用するのは賛否両論だろう。

けれど、いいとか悪いとかそういうことではもはやなく、それをどこまで人が人であるべき姿だと受け入れていくかなのではないかと思ったりする。

だって、結局、ひとは着飾らなくてもそのままで美しいのだから。

*

To add some spices to these endless job-hunting days, I’m running around and trying a lot of things recently.

I helped my friend Akko’s school project, which is to design a series of imaginary products from existing brands.  She chose to design packages for home decor / appliances from American Apparel – she has to imagine like “what if American Apparel produces a line of home decor / appliances?” and shape them into mock-ups.

You can check out her finalized packages from HERE. (Oh-so-it’s-shocking)

According to an online article, American Apparel’s founder & CEO, Dov Charney “designed his company to push the limits of public acceptance, and he encourages a sex-saturated workplace as the ideal creative environment.” *

It really makes me think about the changes of the definition of sexuality in modern world, and how the media puts out the images of sex as a sublimation of sexual impulse into art.

Yes, I know, it is controversial.

But I don’t think it’s the matter of good or bad – to some extent, it’s about whether the public can accept it as how humans (male & female) should be humans or not.

For real, humans are beautiful as they are, without any extravagant dresses or tuxedos.

*Works cited from LifeSiteNews.com

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Another half of Gemini.

随想

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masumi_shinethrough
双子の片割れ、真澄が帰国して2週間ちょっと。
青森の大自然に囲まれて美味しい空気を吸っているとの便りがあり、オークランドの空を見上げるこころに不思議な幸せ感を抱く、碧生です。

真澄とは、2004年に渡米して来てからカレッジや大学を共に通った仲。
北海道出身のあたしと青森出身の真澄は、北国娘ってことでなのか、するりと仲良くなった。
濃くて濃くて、一言では語りきれないほどの時間を5年間共有して来た、あたしにとっては本当にでっかい存在。
専攻も同じMusic Businessを学び、一緒にMinimarhythmというイベント企画クルーを立ち上げたりして、一緒にベイエリアHip Hopシーンにどっぷり浸かって、”Say Hip Hop~!”と叫んで来た、音楽大好き友達。
一緒に泣いたり笑ったり、なんだかんだいってずっと一緒だったね。
同じ時期に、真澄はアンダーグラウンドレーベルで、あたしはメジャーレーベルでインターンをして、アメリカの音楽ビジネスを肌で体感して来た。
Zion I のPV、“THE BAY”にも実はさりげなく一緒に出演しちゃったり。
この真澄が、一緒にライブ行ったり、小親父隊として夜な夜な日本酒と焼酎をあおったりできなくなるっていうんだから、そりゃあ心に穴も空いたりしましたよ。

けれど、preciousな沢山の経験から、お互い自然と、本来自分の持てるルーツに戻っていく方向に変わっていった。
あたしはアートと音楽と大自然の溢れる世界で、伝統芸術である書道を軸にしていこうと決めた。
真澄は地元青森の伝統文芸を伝える媒体になろうと志して、今日本でたくさんの事を吸収しようとしている。

フィールドは違うけれど、ベクトルは一緒。

そんなことを感じさせてくれた、生涯の友人です。
出会ってくれて、ありがとう。
いつまでも、自分の心の声に正直に。

Photo by Aoi & Satoshi
さっちゃん、ありがと。

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夢のスタートライン

随想

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letter_from_keiko

引っ越しの荷物を今日もunpackして、本やらCDやら服やらいろんなものを棚に入れたり部屋にレイアウトしたりとしていると、懐かしいアルバムが出てきました

高校のときに仲のいい芸術系仲間でやっていた「ネオ美術部」
私の通っていた札幌南高校は、新しくモダンな建築の校舎で、各階の5組と6組の教室の間に開放的なホールがあるのだけど
3年のときの学校祭で、このホールを借りてネオ美術部だけのアート空間を作りたいという札南学校祭歴前代未聞の計画(教頭先生曰く)を実行しました
このアルバムは、このネオ美の青春の一ページを語る写真たちを友達のけいこがまとめてくれたもので、
最後のページにはイラスト付きのお手紙も入っていました

あぁー懐かしいなぁとおもむろに開いてみました
写真を見ると みんなの若き感性が爆発していて
詩、写真、コラージュ、書道、ファッション、イラスト、映像などなど
カラフルで感情的な空間に仕上がっていました

思ったことは

「あーあたし今も昔もやってること変わんないなぁ 笑」

人間って、そう簡単に変わらない生き物なようです

10代のときから気の知れたクリエイティブな友達と集まって何かするのが好きで
ネオ美もそうだし、東京に住んでいた頃も、大学入学により上京して散り散りになった高校時代からの友達とよく集まってマルチメディアな雑誌を作ろうとかそんな話をしたりもしてたっけ

20代って大人の仲間入りと言われる年代で、社会のシステムに組み込まれてあくせく働くうちに色褪せて行くあの頃の自由な感性、ってやつに悲観的になったりするお年頃だったりするのだろうけど
少年よ大志を抱けbyクラーク博士のお言葉通り 溢れんばかりの大志を抱きアメリカに来て
やってることといえば、相変わらず愉快でクリエイティブな仲間たちと、ちょっとプロフェッショナルに年4回のアートショーっていう大人の遊び
それもダルマ式にたくさんの人を巻き込んでどんどん大きくなってる
いくつになっても、高校時代の自分が好きだったものや人との繋がりを、
今の自分が欠けがえないと思える存在や磨いて来た表現方法を、
『これ!』って直感を
日々の肥やしとしながら生きて行きたいなぁ
そんで、またこんなふうにいつか過去の自分を振り返ったときに
「相変わらずだな〜」と思っていたい

そしてけいこの書いてくれた可愛らしい手紙を読んでみると

『いつも言っている気がするけど あおちゃんのそのPOWERがあれば世界中どこに行っても絶対ダイジョーブ!だと私は思います…』

うんうん
ありがとうけいこ

『いつもその勢いに負けっぱなしで眺めているだけでした…』

あれれ
いやいや、けいこがネオ美創設者じゃん、なにいってんの

『あおちゃんの世界は絶えずくるくる動いていたよね〜 しゃべりは止まらないし 泣くし笑うし おなか痛くなるし眼鏡なくすし……って考えていたら少しやっぱり心配になって来たよ. 笑』

あはは
やっぱし何にも変わってないわあたし
けいこの言う、あたしの「夢のスタートライン」
5年前の自分が立っていたそこから あたしはどれくらい進むことが出来たのかな
正直
今でもあたしは夢のスタートラインに立ってる
きっとこれは一生
命在る限り続く人生の道程の上で立っているのは日々新たな夢のスタートライン

Thanks Keiko.

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New place, new life.

Holidays, 随想

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risu

新しいおうちに
ひっこしました。
Rockridgeの森のお家に別れを告げて
Piedmontの見晴らしのいいアパートの3階にこんにちは
天井の高いきれいなstudioです

今日は一日とても暑い日で
今年の夏一番の猛暑だった
みんな汗をかきかき引っ越し作業に取り組み
近年まれに見る運動量で これは「部活動だね」と在音の一言
あたしの部屋は最上階の3階にあるのだが
エレベーターがないということを告げ忘れていたために
みんなのやる気の導火線に油を注ぎつつ

さっちゃん よっしー ただしくん なつき
そして途中から潤子さんとNokも飛び入り参加
子年の碧生のモノの多さに引きつり笑いしながら合計三往復で
目の覚めるJamba Juiceなどで休憩を挟んだりしながら
夜まで作業は続きました

みんなありがとう
みんなの助けなしにはこの新たなスタートは切れませんでした
本当に感謝してます

この作業のあとのご飯の美味なこと。
夜中の寿司屋で5人はもりもりと日本食をほおばるのでした

新しく買ったソファベッドも
部屋の色もいいかんじ
壁もまっしろ
床もぴかぴか
真っ白なベッド
真っ白なピロウズ
真っ赤な時計と
真っ赤なスカーフをした黒目くりっくりのうたこ
あぁ幸せ

明日はキッチンを最高にしよう。

やさしくゆったりした音楽に
窓からの涼しい風に
柔らかい幸福

「バランス」の第一項目
「生活の基盤」
まずはそれのクリアに近づいたかな

*写真はRockridgeの家の庭に住み着いてるリス

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