2012年の幕開けとともに、我が国日本でライブ書パフォーマンスをします。
今年2010年は、関東東北大震災という大きな天災が日本を襲い、多くの人のいのち、そして生活が犠牲になりました。原子力発電所の問題、津波により破壊された街の瓦礫の処理、そして新しい施設、住宅、教育機関、文化機関の再建、新しいオルタナティブエネルギーの開発、とまだまだ課題が山積みの日本。海の向こうサンフランシスコから少しでも復興支援したいと思い、RISE JAPANというイベントを200人以上のアーティストとローカルギャラリーと共に立ち上げ、総計3万ドル以上の寄付金を募り、NPOに寄付してきました。けれどアメリカのメディアではもうほとんど日本の現在の状況を報道しません。日本のテレビでは毎日、被災地の人たちを励まそうと沢山のミュージシャン、アーティスト、俳優が復興支援活動に携わる姿が放映され、ニュースでは今後の日本が抱える問題について語る番組が絶えず、今改めてこの地震の影響の大きさを感じています。
「日本に元気を!」の想いを込め、サンフランシスコ • ニューヨーク • スウェーデン • そして日本から様々なジャンルのアーティストが集まり、今回東京でパフォーマンスショーを開催します。私は書家として、コンテンポラリーダンサー、舞踏家とコラボレーションをします。書を生かしたデジタルアートとの融合で、音楽とダンサーと共に新たな書の世界の創造に挑戦します。
Sunday January 15, 2012
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19日には、私が2010年から取り組んでいる広大な「いのちと自然」をテーマにした書道パフォーマンスのシリーズ第三章『咏遠 TOWA -Infinity in Nature-』を目黒区CLASKAの8F、The 8th Galleryにて披露します。
24日には、京都METROにて同じく『咏遠 TOWA -Infinity in Nature-』の京都公演を行います。
第一章『地跡 CHISEKI -Traces of Nature-』はニューヨークにて、第二章『還源 KANGEN -Reunited with Nature-』はサンフランシスコにて展示&公演を開催してきました。前回『還源 KANGEN -Reunited with Nature-』では、「身体が大地、つまり源に還る」=「死」=「新たないのちの始まり」の過程を表現。この第三章『咏遠 TOWA -Infinity in Nature-』は、”「死」を迎え一度生命の源である大地に戻った生命が永久の魂と化し、自然界に「存」する”フェーズを書、ダンス、音楽、映像にて描き出す試みです。輪廻転生のループをなぞるように、いのちと自然の関係性を見つめる、表現の世界を追求します。
第一章から共演してきているCHISEKI & KANGENメンバー、ダンサー柳原美香さん、そして新たに冨川亜希子さん、Anna Strand Andersenさん, Julia Ehrstrandさんを迎え、音楽もzaion & denpunのユニット”onpun”とともに、「咏遠」の世界を創ります。EPリリースを控えた彼らの、新たな音源を交えたライブセットもあります。ぜひ、足を運んで頂けたらと思います。
Thursday January 19, 2012
日本のみなさんと素敵な時間を共有できたらと思います。
会場でお会いしましょう!